虫歯予防デーは、子どもが歯や口の健康について考える良い機会です。 ただ説明を聞くだけではなく、クイズやゲーム、製作、歯みがき体験などを取り入れることで、楽しみながら虫歯予防について学ぶことができます。 ここでは、保育園・幼稚園・学校・家庭で実践しやすい虫歯予防デーのイベント案を7つ紹介します。
- 虫歯予防デーに子どもが楽しく参加できるイベントを探している
- 保育園・幼稚園・学校でできる虫歯予防の企画を知りたい
- クイズやゲーム、製作など年齢に合わせた活動を取り入れたい
- 園や学校で学んだ内容を家庭での歯みがき習慣につなげたい
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虫歯予防デーのイベントは「楽しく学べる」がポイント
虫歯予防デーに合わせて、保育園や幼稚園、学校、家庭などで歯の健康について考えるイベントを行うことがあります。子どもに虫歯予防の大切さを伝えるときに重要なのは、難しい説明を一方的に聞かせるのではなく、遊びや体験を取り入れながら楽しく学べる内容にすることです。 歯みがきや食生活は毎日の習慣なので、子ども自身が「やってみたい」「これならできそう」と感じられるイベントにすると、その後の行動にもつながりやすくなります。
虫歯予防デー・歯と口の健康週間とは
6月4日は「6(む)4(し)」という語呂合わせから、虫歯予防を意識する日として広く知られています。 現在は、6月4日から10日までの1週間が「歯と口の健康週間」とされ、歯や口の健康について考えるさまざまな取り組みが行われています。 園や学校では、この時期に合わせて歯みがき指導や歯科健診、紙芝居、クイズ、製作などを行うことがあります。家庭でも、歯ブラシの使い方を確認したり、おやつの食べ方について親子で話し合ったりする良い機会になります。
子ども向けイベントを行う目的
虫歯予防イベントの目的は、単に「虫歯は怖い」と伝えることではありません。 子どもが自分の歯に興味を持ち、毎日の歯みがきや食生活を見直すきっかけを作ることが大切です。
といった内容を、クイズやゲーム、製作などを通して伝えると理解しやすくなります。 「歯を大切にしなければいけない」と教えるだけではなく、「歯を大切にすると気持ちよく食べられる」「きれいな歯だとうれしい」といった前向きなイメージを持ってもらうこともポイントです。
- 歯にはどんな役割があるのか
- なぜ歯みがきが必要なのか
- どこに汚れが残りやすいのか
- おやつはどのように食べればよいのか
- 虫歯を防ぐために自分でできることは何か
年齢に合わせた内容を選ぶ
虫歯予防イベントは、子どもの年齢によって内容を変えることも大切です。 乳幼児の場合は、歯のキャラクターや絵本、歌、紙芝居などを使い、短時間で楽しく参加できる内容が向いています。 幼児になると、歯みがきのまねをしたり、虫歯菌を退治するゲームをしたりするなど、体を動かす活動も楽しめます。 小学生では、○×クイズや食べ物の分類、歯垢が残りやすい場所を考える活動など、少し考える要素を取り入れると興味を持ちやすくなります。 見るだけ、聞くだけではなく、自分で選ぶ、答える、磨く、作るといった体験を取り入れることで、虫歯予防への理解を深めやすくなります。
イベント案① 歯みがきクイズ大会
虫歯予防デーのイベントとして取り入れやすいのが、歯や虫歯に関する「歯みがきクイズ大会」です。 特別な道具をたくさん用意しなくても実施しやすく、保育園や幼稚園、学校、家庭など幅広い場面で活用できます。
○×クイズで楽しく参加する
小さな子どもにも分かりやすいのが、○×形式のクイズです。
答えを発表するときには、なぜそうなのかを短く説明すると理解が深まります。
- 「歯みがきは1日に1回だけすれば大丈夫。○か×か」
- 「甘いお菓子を何度も食べると虫歯になりやすくなる。○か×か」
- 「歯ブラシは自分だけのものを使う。○か×か」
- 「虫歯がなくても歯医者さんでチェックしてもらうことがある。○か×か」
- 「寝る前の歯みがきは大切。○か×か」
年齢に合わせて問題を変える
幼児の場合は、日常生活に近い内容がおすすめです。小学生になると、少し考える問題も取り入れられます。
- 「スポーツドリンクなら何回飲んでも虫歯にならない」
- 「乳歯は抜けるので虫歯になっても問題ない」
- 「おやつの時間を決めることも虫歯予防につながる」
園や学校で盛り上げるコツ
大人数で行う場合は、全員が参加できる工夫をすると盛り上がります。 ○と×のカードを一人ずつ持って答えたり、チーム対抗戦にしたりする方法もあります。 正解数だけを競うよりも、「知らなかったことを覚える」という目的を大切にすることがポイントです。
家庭でも簡単に実践できる
夕食後や歯みがき前に、親子で1日1問ずつクイズを出すだけでも十分です。 クイズと実際の歯みがきを組み合わせることで、学んだ内容をその日のうちに実践できます。
イベント案② 大きな歯の模型で歯みがき練習
大きな歯の模型と歯ブラシを使った歯みがき練習もおすすめです。
大きな歯ブラシで磨き方を体験する
など、場所ごとに歯ブラシを当ててみます。
- 前歯の表側
- 前歯の裏側
- 奥歯のかみ合わせ
- 歯と歯ぐきの境目
磨き残しやすい場所を確認する
乳歯から永久歯へ生え替わる時期は、歯の高さがそろっていないこともあります。
- 奥歯の溝
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
- 生え始めの永久歯
- 一番奥にある歯
子どもには仕上げ磨きも大切
特に幼児から小学校低学年頃までは、保護者による仕上げ磨きを続けることが大切です。
家庭では身近な物でも練習できる
歯のイラストを紙に描いたり、紙コップや工作用の材料を使って歯の模型を作ったりする方法があります。
イベント案③ 虫歯菌をやっつけるゲーム
「虫歯菌をやっつけるゲーム」のように体を動かしながら学べる遊びもおすすめです。
虫歯菌をゲームのキャラクターにする
画用紙や紙コップなどに虫歯菌のイラストを描き、的として使います。
ボール投げや的当てで楽しむ
- 虫歯菌の的にボールを当てる
- 紙で作った歯ブラシで虫歯菌を落とす
- 虫歯菌カードを探して集める
- 歯のイラストについた汚れをきれいにする
- チームで協力して虫歯菌を全部退治する
「虫歯菌を倒せば終わり」にしない
虫歯は、口の中の細菌だけではなく、糖分の摂り方や歯の状態、時間など複数の要素が関係して起こります。
歯みがきの大切さにつなげる
ゲーム終了後に、実際の歯みがきについて確認すると学習効果が高まります。
園・学校・家庭でアレンジしやすい
単なる遊びで終わらせず、「遊んだあとに何を覚えてほしいのか」を決めておくことが大切です。
イベント案④ 歯に良いおやつを選ぶ食育ゲーム
歯みがきだけでなく「おやつの食べ方」について学ぶイベントもおすすめです。
おやつカードを使って分類する
など、子どもが普段よく口にするものを選ぶと分かりやすくなります。
- チョコレート
- キャンディー
- クッキー
- せんべい
- 果物
- おにぎり
- ジュース
- スポーツドリンク
- お茶
- 水
甘い物を禁止するのではなく食べ方を伝える
完全に禁止するのではなく、食べる時間や回数を意識することが大切です。
飲み物にも注目する
ジュースや乳酸菌飲料、スポーツドリンクなどには糖分を含むものがあります。普段の水分補給では、水やお茶を基本にすることも虫歯予防につながります。
「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」を考える
同じお菓子でも、決めた時間に食べる場合と、長時間ダラダラ食べ続ける場合では、口の中の環境が異なります。
家庭で親子一緒に振り返るきっかけにもなる
食生活は子どもだけで決めるものではないため、保護者も一緒に考えることが大切です。
イベント案⑤ 歯の絵本・紙芝居・ペープサート
歯をテーマにした絵本や紙芝居、ペープサートを使った読み聞かせも取り入れやすい方法です。
小さな子どもにも伝わりやすい
といった流れにすると、子どもにも理解しやすくなります。
- お菓子を食べたあとに歯を磨かなかった
- 歯が汚れて虫歯菌が喜んでいる
- 歯ブラシで丁寧に磨いた
- 歯がきれいになって元気になった
虫歯予防を物語にするメリット
物語には、子どもが登場人物の行動を自分に重ねやすいというメリットがあります。
紙芝居やペープサートなら参加型にもできる
途中で質問を入れ、子どもに答えてもらうと参加意識が高まります。
読み聞かせ後の声かけも大切
「今日からできそうなことは何かな?」などと質問すると、子どもが自分の言葉で考えることができます。
家庭でも続けやすいイベント
絵本を読んだあと、実際に親子で歯みがきをしてみると、物語と毎日の生活を結びつけられます。
イベント案⑥⑦ 歯の製作遊び・家庭での歯みがきチャレンジ
子どもが自分で作る「歯の製作遊び」や、家庭でも続けられる「歯みがきチャレンジ」を取り入れるのもおすすめです。
イベント案⑥ 紙皿や画用紙を使った歯の製作遊び
- 紙皿で大きな口を作る
- 画用紙で歯を作って並べる
- 歯ブラシの形をした工作を作る
- 白い歯と虫歯になった歯を描き分ける
- 食べ物の絵を貼って口の中を表現する
製作の中に歯みがきの要素を入れる
大きな歯のイラストに黒い点や汚れを描いておき、紙で作った歯ブラシを使ってきれいにする遊びもできます。
イベント案⑦ 歯みがきカレンダーを作る
1週間や1か月分のカレンダーを作り、歯みがきができた日にシールを貼ったり、色を塗ったりします。
親子で取り組める仕組みにする
- 親子で一緒に歯みがきをする
- 子どもが磨いたあとに保護者が仕上げ磨きをする
- 寝る前に家族全員で歯みがきをする
- カレンダーに親子で印を付ける
園や学校から家庭へつなげる
園や学校で学ぶ、家庭で実践する、再び園や学校で振り返るという流れを作ると、虫歯予防を生活習慣として定着させやすくなります。
虫歯予防デーをきっかけに毎日の習慣へつなげよう
虫歯予防デーのイベントは、子どもが歯や口の健康について興味を持つ良いきっかけになります。
1日だけのイベントで終わらせない
- 寝る前は丁寧に歯を磨く
- おやつは時間を決める
- 甘い飲み物をダラダラ飲まない
- 自分で磨いたあとに仕上げ磨きをしてもらう
- 気になることがあれば歯科医院で相談する
園・学校・家庭で同じメッセージを伝える
園・学校・家庭が同じ方向性で取り組むことで、子どもが理解しやすくなります。
子ども自身ができることを増やしていく
年齢が上がるにつれて、自分で磨きにくい場所やおやつの食べ方を振り返る機会を増やしていきましょう。
定期的な歯科受診も虫歯予防の一つ
歯科医院では、虫歯の確認だけでなく、歯みがきの状態や歯の生え替わり、かみ合わせなども確認できます。 必要に応じて、歯みがき指導やフッ化物を利用した虫歯予防について相談することもできます。
楽しい体験を毎日の虫歯予防へ
虫歯予防デーを年に一度の行事として終わらせず、園・学校・家庭で協力しながら、毎日の歯みがきや食生活を見直す機会として活用していきましょう。

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