寝れない子へ:プレオルソ装着の効果的な使い方

プレオルソ

<empty-block/> <empty-block/>

プレオルソを始めたばかりのお子さんでは、口の中に装置が入った状態に慣れず、寝つきにくくなったり、就寝中に無意識に外してしまったりすることがあります。毎晩きちんと使わせようとするほど、保護者の方も「今日はつけられるかな」と心配になってしまうかもしれません。 大切なのは、最初から完璧に寝ている間ずっと装着することだけを目標にしないことです。プレオルソは、お子さん自身が装置の感覚に少しずつ慣れ、毎日の生活の中で無理なく続けられる状態をつくることが重要です。 小児歯科医として診療していると、プレオルソ治療では装置そのものだけでなく、お子さんの気持ちや生活リズム、ご家族のサポートも大切だと感じます。嫌がっているお子さんに無理をさせるのではなく、「今日はここまでできたね」と小さな積み重ねを大切にすることが継続につながります。 この記事では、プレオルソをつけると寝れない理由から、日中に装着へ慣れる方法、寝る前の習慣づくり、就寝中に外れてしまう場合の確認ポイント、痛みや強い違和感がある場合の対応まで詳しく考えていきます。 プレオルソを嫌がるたびに「どうすればいいの?」と悩むのではなく、お子さんに合った進め方を知っておけば、保護者の方の負担も軽くなります。眠れないほど我慢させる必要はありません。無理のない範囲で少しずつ装着に慣れながら、気になる症状があれば担当する歯科医師に確認し、お子さんに合った方法で継続していくことが大切です。

  • 「プレオルソをつけると、なかなか寝てくれない」
  • 「寝る前はつけられるのに、朝になると外れている」
  • 「違和感があるようで、プレオルソを嫌がってしまう」
  • 「毎晩つけないといけないと思うと、親子ともに負担を感じる」
  • 「このまま続けてよいのか、使い方が合っているのか心配」
目次

プレオルソをつけると寝れないのはなぜ?就寝時に感じやすい違和感

プレオルソを使い始めたお子さんの中には、「口の中が気になって寝れない」「寝る前になると外したがる」ということがあります。保護者の方からすると、「きちんと装着できないと意味がないのでは」と心配になるかもしれません。 ただし、プレオルソを始めた直後に違和感を覚えること自体は不思議なことではありません。普段は何も入っていない口の中にマウスピース型の装置が入るため、お子さんにとっては大きな変化です。

口の中に装置が入る感覚に慣れていない

プレオルソを初めて装着すると、歯や唇、舌の周囲に今までとは違う感覚が生まれます。 特に寝る前は周囲が静かになるため、日中よりも口の中の違和感を強く意識しやすくなります。「何か入っている」という感覚が気になり、眠りにつくまで時間がかかるお子さんもいます。 装着を始めたその日から自然に眠れる子もいれば、少しずつ慣れていく子もいます。慣れるまでのペースには個人差があります。

唾液が増えて気になることがある

口の中にプレオルソが入ると、唾液が普段より多く出ることがあります。 唾液が増えると、飲み込む回数が多くなったり、口元が気になったりして、眠りに集中できない場合があります。装置に慣れてくると気になりにくくなることもありますが、最初の段階ではお子さん自身が戸惑うことがあります。 寝る直前に初めて長時間装着させるのではなく、起きている時間から少しずつ装着することが大切です。

舌や口まわりの動かし方が変わる

プレオルソを装着すると、舌の位置や唇の使い方など、口まわりの感覚も変化します。 いつも通りに口を閉じようとしても、装置があることで「閉じにくい」「しゃべりにくい」と感じる場合があります。寝る前にこうした感覚が強く気になると、装着自体を嫌がることもあります。 無理に我慢させると、「プレオルソをつける=嫌な時間」と感じてしまう可能性があります。まずは短い時間から装着し、プレオルソが口の中にある状態に慣れることを優先しましょう。

痛みや強い苦しさがある場合は我慢させない

「少し気になる」という違和感と、「痛くて眠れない」「苦しくて外したい」という状態は分けて考える必要があります。 プレオルソを装着するたびに強い痛みを訴える、口の中に傷ができる、吐き気が続く、呼吸がしづらそうに見えるなどの場合は、そのまま無理に使い続けるのではなく、担当する歯科医師へ相談してください。 装置の状態やお口の中を確認することで、お子さんに合った対応を考えられます。 プレオルソで寝れないときに大切なのは、「何が気になって眠れないのか」を見つけることです。単純に慣れていないだけなのか、痛みや強い違和感があるのかによって対応は変わります。 最初から一晩中つけることだけを目標にせず、お子さんの様子を見ながら少しずつ装着に慣れていくことが、プレオルソを無理なく続ける第一歩です。

寝れない子は日中から慣らす|プレオルソ装着の基本的な使い方

プレオルソをつけると寝れないお子さんの場合、いきなり就寝中の長時間装着だけを目指す必要はありません。まずは起きている時間にプレオルソを装着し、口の中に装置が入っている感覚に慣れることが大切です。 寝る直前は、お子さんにとって一日の中でもリラックスしたい時間です。そのタイミングで慣れていないプレオルソを装着すると、違和感が気になり、眠れなくなることがあります。 日中であれば、お子さんの様子を保護者の方が確認しやすく、装着中に困ったことがあっても対応しやすくなります。

まずは起きている時間に装着してみる

プレオルソを使い始めたばかりの時期は、テレビを見る時間や本を読む時間など、落ち着いて過ごせるタイミングで装着してみましょう。 遊びに夢中になっている時間や、たくさん会話をする時間よりも、静かに過ごしている時間のほうが装置の練習には向いています。 最初から「長い時間つけなければならない」と考えると、お子さんも保護者の方も負担を感じやすくなります。担当する歯科医師から指示された装着方法を基本にしながら、お子さんが無理なく取り組めるペースで慣らしていきましょう。

日中の装着は夜の練習につながる

起きている時間にプレオルソを装着すると、「口の中に何か入っている」という感覚を経験できます。 最初は舌で触ったり、口元を気にしたりするかもしれません。しかし、毎日の生活の中で少しずつ装着することで、プレオルソが入った状態そのものに慣れやすくなります。 日中に装着できるようになったら、寝る少し前からプレオルソをつけて過ごす方法もあります。 たとえば、寝る準備をしてから絵本を読む時間などに装着すると、「プレオルソをつける→落ち着いて過ごす→眠る」という流れを作りやすくなります。

お子さんが嫌がるときは原因を確認する

プレオルソを嫌がった場合、「ちゃんとつけて」と繰り返す前に、お子さんが何を嫌がっているのか確認してみましょう。

嫌がる理由が分かると、対応を考えやすくなります。 単に慣れていない場合は、日中の短い装着から経験を重ねることが役立ちます。一方、痛みや強い違和感が続く場合は、装着時間を無理に延ばさず、担当する歯科医師へ相談してください。

  • 口の中が気持ち悪い
  • 唾液が気になる
  • 話しにくい
  • 歯や歯ぐきが痛い
  • 装置が当たる
  • 吐き気を感じる

装着時間は自己判断で増やしすぎない

「早く慣れてほしい」と思って、自己判断で必要以上に装着時間を増やすことはおすすめできません。 プレオルソの使用方法は、お子さんの歯並びや噛み合わせ、お口の状態によって異なる場合があります。基本となる装着時間や使用方法は、診察を受けている歯科医院の指示に従いましょう。 プレオルソで寝れないお子さんに必要なのは、無理に我慢することではありません。起きている時間から少しずつ装置に慣れ、プレオルソを毎日の生活の一部にしていくことが重要です。 日中に落ち着いて装着できるようになると、寝る前のプレオルソへの抵抗感も小さくなることがあります。「今日はここまでできた」という小さな積み重ねを大切にしながら、お子さんのペースで続けていきましょう。

プレオルソを寝る前に無理なく装着するための習慣づくり

プレオルソをつけると寝れないお子さんには、「寝る直前になって急に装着する」のではなく、毎晩同じ流れの中で自然にプレオルソを取り入れることが大切です。 子どもは、いつもと違うことに敏感です。眠くなってから突然プレオルソを渡されると、「これをつけないと寝られない」と負担に感じることがあります。 一方で、歯みがきや着替えと同じように、プレオルソを寝る前の習慣の一つとして取り入れると、お子さんも次に何をするのか分かりやすくなります。

寝る直前ではなく少し前から装着する

プレオルソにまだ慣れていない時期は、布団に入る直前ではなく、寝る準備を始める少し前から装着してみましょう。 たとえば、

というように、毎日できるだけ同じ順番にすると習慣にしやすくなります。 プレオルソをつけた状態で少し落ち着いて過ごすことで、口の中の感覚に慣れてから眠りにつきやすくなります。

  • 歯みがきをする
  • プレオルソを装着する
  • 絵本を読む
  • 静かに過ごす
  • 布団に入る

「つけなさい」よりも自然な声かけを意識する

毎晩のプレオルソ装着が親子の言い合いになってしまうと、お子さんが装置そのものを嫌いになることがあります。 「早くつけて」「ちゃんとつけないとダメ」と急かすよりも、「歯みがきが終わったから、次はプレオルソだね」と、普段の生活の流れとして伝えることがポイントです。 装着できた日は、長時間使えたかどうかだけではなく、「自分からつけられたね」「昨日よりスムーズだったね」と取り組めたことを認めてあげましょう。 小さな成功体験が積み重なると、お子さん自身がプレオルソを受け入れやすくなります。

寝る前はできるだけ落ち着いた環境をつくる

プレオルソを装着した直後に走り回ったり、たくさん話したりすると、口の中の装置がさらに気になりやすくなります。 寝る前は、絵本を読む、静かな音楽を聴くなど、ゆったり過ごせる時間をつくることがおすすめです。 プレオルソだけに意識が集中しない環境を整えると、装着したまま過ごす感覚に慣れやすくなります。

できない日があっても責めない

子どもの体調や気分は毎日同じではありません。眠気が強い日や疲れている日には、いつも以上にプレオルソを嫌がることもあります。 大切なのは、一日ごとの出来不出来だけで判断しないことです。 無理に装着させようとして親子ともに疲れてしまうより、なぜ嫌がっているのかを確認しながら続けるほうが、長い目で見れば取り組みやすくなります。 ただし、担当する歯科医師から指示された使用方法がありますので、自己判断で長期間中断するのは避けましょう。装着が難しい状態が続く場合は、診察時に状況を伝えてください。 プレオルソを寝る前に無理なく装着するコツは、特別なことにしないことです。歯みがきや着替えと同じように毎日の流れに組み込み、「できた」という経験を少しずつ増やしていきましょう。 親子がプレオルソの時間を負担に感じにくくなることが、継続しやすい習慣づくりにつながります。

就寝中にプレオルソが外れる・口が開くときの確認ポイント

プレオルソを寝る前にはきちんと装着できていたのに、朝になると枕元に転がっている。そんなことが続くと、「使い方が間違っているのでは」「治療に影響しないか」と心配になる保護者の方も多いでしょう。 就寝中にプレオルソが外れる理由は一つではありません。装置にまだ慣れていない場合もあれば、寝ている間に口が開いていることや、舌・唇の使い方などが関係している場合もあります。 まずは、外れてしまったことだけを責めるのではなく、どのような状態で眠っているのかを確認することが大切です。

使い始めは無意識に外してしまうことがある

プレオルソを始めたばかりの時期は、寝ている間に無意識に装置を外してしまうことがあります。 子どもにとって、口の中に装置が入った状態で眠ることは普段とは違う感覚です。寝ている間に違和感を覚え、舌で押し出したり、自分で手を使って外したりする場合もあります。 朝に外れていたからといって、すぐに失敗と考える必要はありません。日中の装着練習や寝る前の習慣づくりを続けながら、少しずつ慣れていくことが重要です。

口を開けたまま眠っていないか確認する

就寝中に口が開いていると、プレオルソが安定しにくくなることがあります。 寝ているお子さんを見たときに、

といった様子がないか確認してみてください。 口が開く背景には、単なる習慣だけでなく、鼻づまりなどが関係していることもあります。原因を決めつけず、気になる状態が続く場合は歯科医院や必要に応じた医療機関で相談しましょう。

  • 口が開いたまま眠っている
  • 口呼吸をしているように見える
  • いびきをかくことが多い
  • 鼻が詰まっていることが多い
  • 朝起きると口が乾いている

無理に口を閉じさせないことが大切

「口が開くから」といって、保護者の判断だけで無理に口を閉じさせる方法を行うことはおすすめできません。 特に鼻呼吸がしにくい状態で口を閉じるよう強く促すと、お子さんが苦しく感じる可能性があります。 プレオルソ装着中は、見た目だけで口を閉じさせることよりも、お子さんが苦しくなく呼吸できていることが大切です。 いびきが強い、呼吸が苦しそう、眠りが浅そうなど気になる様子がある場合は、プレオルソだけの問題と考えずに担当する歯科医師へ相談してください。

毎朝プレオルソが外れる場合は歯科医院で確認する

時々外れる程度ではなく、毎朝のようにプレオルソが外れている場合は、自己判断で装着方法を変えるのではなく、診察を受けて確認することが大切です。 お口の状態や装置の適合、使い方、装着に慣れているかなどを確認することで、対応を考えやすくなります。 「装置を入れている時間が短いから」と焦って叱る必要はありません。プレオルソを継続するうえでは、保護者の方が睡眠中の様子を観察し、その情報を歯科医師へ伝えることも大切なポイントです。 就寝中に外れてしまう日があっても、親子で失敗と捉えないようにしましょう。なぜ外れるのかを一つずつ確認し、日中の練習と寝る前の習慣づくりを続けながら、お子さんに合った使い方を見つけていくことが大切です。

プレオルソが痛い・苦しい・眠れないときは無理をしない

プレオルソを使い始めたばかりの時期は、口の中に装置が入ることで「気になる」「少し圧迫される感じがする」と訴えることがあります。一方で、強い痛みや苦しさが続く場合は、単なる慣れの問題として我慢させないことが大切です。 特に「眠れないほどつらい」「つけるたびに痛がる」という状態では、装着時間を無理に延ばすよりも、どこに違和感があるのかを確認しましょう。

少しの違和感と強い痛みは分けて考える

プレオルソを初めて装着すると、歯や唇、舌の周りに普段とは違う感覚が生じることがあります。装置が入っている感覚そのものを「痛い」と表現するお子さんもいるため、保護者の方はできる範囲で具体的に様子を聞いてみましょう。 たとえば、

といった状態がある場合は注意が必要です。 プレオルソを続けるために、痛みを我慢することが目標ではありません。

  • 特定の歯が強く痛む
  • 歯ぐきや頬の内側に装置が当たって痛い
  • 舌がこすれて痛む
  • 口の中に傷ができている
  • 装着すると強い吐き気がある
  • 息苦しさを感じる

痛みがある状態で無理に寝かせない

「寝てしまえば慣れるだろう」と考えて、強く嫌がるお子さんにプレオルソを装着したまま眠らせようとすると、装置への抵抗感が強くなることがあります。 眠れないほど気になっている場合は、お子さんが何をつらいと感じているのか確認することが優先です。 寝不足になれば、翌日の生活にも影響します。プレオルソの使用だけに意識を向けすぎず、睡眠を含めたお子さんの生活全体を見ながら進めましょう。

プレオルソを自分で削ったり形を変えたりしない

装置の一部が当たるからといって、保護者の方がプレオルソを削ったり、切ったり、熱を加えて形を変えたりすることは避けてください。 自己判断で形状を変えると、装置の適合が変わる可能性があります。 「ここが当たって痛い」「装着すると片側だけ気になる」など具体的な場所が分かる場合は、その情報を診察時に伝えましょう。装置とお口の状態を確認したうえで、担当する歯科医師が必要な対応を考えます。

強い違和感が続くときは早めに相談する

プレオルソを外しても痛みが続く、口の中に傷ができる、毎回強く嫌がる、吐き気や息苦しさがあるといった場合は、次の定期受診まで我慢させるのではなく、歯科医院へ相談しましょう。 また、以前は問題なく使えていたのに急に痛がるようになった場合も確認が必要です。子どもの口の中は成長や歯の生え変わりによって変化します。 プレオルソで寝れないときに大切なのは、「続けること」だけを優先しないことです。多少の違和感なら少しずつ慣れる場合がありますが、強い痛みや苦しさを我慢させる必要はありません。 お子さんの言葉や表情をよく見ながら、気になる症状があれば担当する歯科医師に相談し、無理のない方法でプレオルソを続けていきましょう。

プレオルソを毎日続けやすくする保護者の声かけと工夫

プレオルソを続けるうえで大切なのは、装着時間だけではありません。お子さんが「また今日もつけるのか」と負担に感じず、毎日の生活の中で自然に取り組める環境をつくることも重要です。 特に、プレオルソをつけると寝れない日があるお子さんでは、保護者の方の声かけによって気持ちが大きく変わることがあります。 「ちゃんとつけて」「昨日も外れていたよ」と注意することが続くと、プレオルソそのものに苦手意識を持ってしまう場合があります。できていない部分よりも、できた部分に目を向けていきましょう。

できたことを具体的に認める

プレオルソを続けるためには、お子さん自身が「今日はできた」と感じられることが大切です。 たとえば、

など、小さな変化でも十分です。 「えらいね」だけで終わらせるのではなく、「今日は自分からつけられたね」「寝る準備のあと、すぐにつけられたね」と具体的に伝えると、お子さんも何ができたのか分かりやすくなります。 毎日完璧にできることよりも、少しずつ習慣になっていくことを大切にしましょう。

  • 自分からプレオルソを持ってきた
  • 嫌がらずに装着できた
  • 昨日より長くつけられた
  • 寝る前まで落ち着いて装着できた
  • 朝まで装着できていた

プレオルソを親子の言い合いの原因にしない

プレオルソを嫌がっていると、保護者の方も焦ってしまいます。 「せっかく始めたのだから続けてほしい」「つけないと治療が進まないのでは」と考えるほど、どうしても声かけが強くなりがちです。 しかし、寝る前に毎晩言い合いになると、お子さんにとってプレオルソが「怒られる原因」になってしまいます。 嫌がったときは、まず理由を聞いてみましょう。 「今日は眠いのかな」「どこか痛いところがある?」「口の中が気になる?」と確認するだけでも、お子さんの気持ちを整理しやすくなります。

見える形で続ける楽しさをつくる

小さなお子さんの場合、目標が見えると取り組みやすくなることがあります。 たとえば、プレオルソを装着できた日にカレンダーへシールを貼る方法があります。「何日続いたか」を競うのではなく、「今日もできた」という記録として使うことがポイントです。 できなかった日に印をつけたり、叱る材料にしたりする必要はありません。 シールが少しずつ増えていくことで、お子さん自身が継続を実感できます。プレオルソを「やらされるもの」ではなく、自分で取り組む習慣へ変えていくことにつながります。

兄弟やほかの子と比べない

プレオルソへの慣れ方には個人差があります。 兄弟がすぐ装着できたからといって、同じようにできるとは限りません。「お兄ちゃんはできたのに」「ほかの子は寝ている間もつけられているよ」と比較すると、お子さんが自信をなくしてしまうことがあります。 見るべきなのは、ほかの子との違いではなく、そのお子さん自身の変化です。 昨日より少し長く装着できた、以前より嫌がらなくなったなど、小さな成長を見つけてあげましょう。

保護者だけで抱え込まない

声かけや工夫を続けても、プレオルソを強く嫌がることがあります。そのような場合に、保護者の方だけで何とかしようとする必要はありません。 「毎晩外してしまう」「何週間たっても寝れない」「装着する時間になると強く嫌がる」など、家庭で困っていることも診察時に伝えてください。 プレオルソ治療では、お口の中だけではなく、ご家庭でどのように使えているかを確認することも大切です。 毎日続けるために必要なのは、叱って装着させることではありません。プレオルソを生活の中に少しずつ取り入れ、お子さん自身が「今日もできた」と感じられる環境をつくることが大切です。 保護者の方が完璧を求めすぎず、小さな前進を一緒に喜ぶことが、プレオルソを無理なく続けるための大きな支えになります。

プレオルソ装着中の睡眠と安全|歯科医院へ相談したいサイン

プレオルソを使っていると、「寝ている間もつけたままで大丈夫?」「どの程度なら様子を見てもいい?」と不安になることがあります。 プレオルソは、担当する歯科医師から説明された使用方法を守って使うことが基本です。一方で、装着中に強い痛みや呼吸のしづらさなどがある場合は、無理に続けず確認が必要です。 特に就寝中は、お子さん自身が違和感をうまく伝えられないことがあります。保護者の方が朝の様子や眠り方を確認しておくことが、安全に続けるための大切なポイントです。

寝つきが悪い状態が続くときは相談する

プレオルソを使い始めた直後は、口の中の違和感によって寝つきにくくなることがあります。 ただし、何日も強く嫌がる、装着すると長時間眠れない、夜中に何度も目を覚ますといった状態が続く場合は、一度歯科医院へ相談しましょう。 単に慣れていないだけなのか、装置が当たっているのか、お口の状態との適合を確認する必要があるのかによって対応は変わります。 「そのうち慣れるだろう」と長期間我慢させるのではなく、お子さんの睡眠に負担が出ている場合は早めに状況を伝えることが大切です。

痛みや口の中の傷を確認する

朝起きたときに、唇や頬の内側、舌、歯ぐきなどに傷や赤みがないか確認してみましょう。 次のような状態が続く場合は、歯科医院へ相談してください。

子どものお口の中は、歯の生え変わりや成長によって変化します。以前は問題なく使えていた装置でも、途中から違和感が出ることがあります。

  • プレオルソをつけるたびに強く痛がる
  • 口の中に傷や出血がみられる
  • 特定の場所だけ強く当たっている
  • 装置を外した後も痛みが続く
  • 以前は使えていたのに急に痛がるようになった

呼吸が苦しそうなときは無理に装着しない

プレオルソ装着中に特に確認したいのが、お子さんの呼吸です。 寝ている間に強いいびきをかく、息が苦しそうに見える、何度も目を覚ます、鼻づまりが強いなどの様子がある場合は、「プレオルソをつければ口が閉じる」と考えて無理に続けないようにしましょう。 呼吸のしづらさには鼻やのどの状態などが関係している場合もあります。 呼吸が明らかに苦しそうな場合や、普段と違う呼吸の様子がみられる場合は、プレオルソの使用を優先せず、必要に応じて医療機関へ相談してください。

装置の変形や破損にも注意する

プレオルソを毎日使っていると、装置の状態にも変化がないか確認する必要があります。 亀裂が入っている、破損している、大きく変形しているなどの異常が見つかった場合は、そのまま使い続けず歯科医院へ相談しましょう。 また、熱湯につけたり、自己判断で削ったり切ったりすると、形が変わる可能性があります。お手入れや保管についても、歯科医院から説明された方法を守ることが大切です。 プレオルソを続けるうえで、「眠れないけれど我慢させる」「苦しそうだけれど朝までつける」ことが目標ではありません。 お子さんが安心して眠れていること、強い痛みや呼吸のしづらさがないことを確認しながら使用しましょう。気になる変化を早めに相談することが、プレオルソを無理なく安全に続けることにつながります。

終わりに

プレオルソをつけると寝れないお子さんを見ていると、「きちんと続けられるかな」「このままで大丈夫かな」と心配になることがあります。 しかし、プレオルソは、最初から何の違和感もなく使えるお子さんばかりではありません。口の中に装置が入る感覚に慣れるまで時間がかかったり、寝る前になると嫌がったり、朝になると外れていたりすることもあります。 大切なのは、できなかったことだけに目を向けないことです。

プレオルソは少しずつ慣れることが大切

プレオルソで寝れないときは、いきなり就寝中の装着だけを頑張るのではなく、日中の落ち着いた時間から装置に慣れていく方法があります。 絵本を読む時間や静かに過ごす時間などにプレオルソを装着し、口の中にある感覚を少しずつ経験していきましょう。 さらに、

といった工夫も、毎日の継続につながります。 プレオルソを「やらなければならないもの」にするのではなく、歯みがきと同じような生活習慣の一つとして取り入れていくことがポイントです。

  • 毎日できるだけ同じタイミングで装着する
  • 寝る直前より少し前からつける
  • できたことを具体的に褒める
  • 兄弟やほかの子と比較しない
  • 痛みや苦しさがあるときは無理をさせない

「眠れない理由」を見つけることが第一歩

プレオルソを嫌がる理由は、お子さんによって異なります。 単純に装置へ慣れていないこともあれば、唾液が気になる、口が閉じにくい、装置が当たって痛い、鼻づまりがあって息苦しいなど、別の理由が隠れている場合もあります。 「つけられない=やる気がない」と決めつけず、何が嫌なのかをお子さんと一緒に確認してみましょう。 お子さん自身もうまく言葉にできないことがあります。表情や寝ているときの様子、朝起きたときのお口の状態なども確認すると、原因を考える手がかりになります。

困ったときは歯科医院と一緒に進める

プレオルソ治療は、ご家庭だけで頑張るものではありません。 「毎晩外れてしまう」「なかなか寝つけない」「痛がるようになった」「いびきや口呼吸が気になる」など、困っていることがあれば診察時に伝えてください。 小児歯科医がお口の状態や装置の使い方を確認し、お子さんに合った進め方を一緒に考えていきます。 特に強い痛み、口の中の傷、呼吸のしづらさなどがある場合は、我慢させながら使い続ける必要はありません。担当する歯科医師へ相談しましょう。 プレオルソを続けるうえで大切なのは、毎日完璧にできることではなく、お子さんが無理なく取り組める方法を見つけることです。 昨日より少し長く装着できた、自分からプレオルソを持ってきた、寝る前に嫌がらなくなった。その一つひとつが大切な前進です。 焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、プレオルソを毎日の習慣として少しずつ続けていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次